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6月30日はアインシュタイン記念日

2010年06月30日 01:22  gooランキング

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2005(平成17)年に発行された『100歳になった相対性理論 アインシュタインの宇宙遺産』(福江純著、講談社)の「はじめに」に「アルバート・アインシュタインが「動いている物体の電気力学」と題した論文を学術雑誌『ドイツ物理学年報』に投稿したのは、(中略)1905年6月」とあり、「論文が受理された1905年6月30日は、新しい物理学である相対性理論の誕生日なのだ」とある。1905年は明治38年にあたる。この本が発行された以降もアインシュタインや相対性理論に関する書籍が出ており、書店に並んでいる。そのなかの1つが2009(平成21)年に発行された『あなたにもわかる相対性理論 PHPサイエンス・ワールド新書』(PHP研究所)だ。著者は『プロフェッショナル 仕事の流儀』でおなじみの茂木健一郎。身近でタイムリーな話題をたくみに入れつつ、「アインシュタイン力」という読者が食いつきやすそうなキーワードを用いて、アインシュタインがいかにすぐれた人物かを紹介するところからはじめている。おかげで第一部はごく一部分を除いてとても読みやすい。ただし冒頭に挙げた本とは異なり、本格的に相対性理論の話がはじまるのは160ページをすぎてから。一方、著者の考えなどを述べているところに、ときどき脳に関する話が出てくるのは、脳科学者の茂木ならではといえよう。とにもかくにもこのような本がいまなお出版されるのは、相対性理論とはどういったものなのかと問われて、答えに窮する方々が決して少数派ではないからだろう。


(OCN TODAY)





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