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今日のタメ語 “YUI”

2010年06月18日 13:22  gooランキング

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母の日の前ではなく、半月ほど前に発売されたニューシングル『to Mother』は、オリコンウィークリーチャート1位を獲得しました。ピアノの弾き語りによるスローテンポのやさしいメロディで、なにげなく聞いているとあたたかい雰囲気がします。それでもYUIさんらしく、詞には心の葛藤が書かれています。この速報が報じられた8日の『めざましテレビ』では、お礼のVTRコメントが流れました。なにかのイベントやライブのついでではなく、順位が確定してから番組用に特別に撮影されたようです。ファンの方々にとっては撮って出しのうれしい映像だったことでしょう。


『to Mother』は「母や大切な人に対して、私なりに思いを込めて作った曲になってます」と『めざまし』で話していました。この曲に限らず、みずから作詞と作曲を手がけるYUIさんの歌は、平和で幸せなほっこりするようなものより、心の叫びを歌った重めの詞が多い気がします。それが違和感なく受け入れられているのは、曲に魂が入っているからでしょう。人生経験が少ないミュージシャンが世のなかをわかったかのような詞を書いたり、聴き手に強いインパクトを与えるような生々しくて重すぎる詞を書いたりすると、一発屋に終わるかもしくは敬遠されるリスクをはらんでいます。ところがYUIさんの楽曲は、そういったあざとさを感じません。


タイアップ曲をきれいに仕上げられるところも、YUIさんの特徴です。新曲はノンタイアップですが、たとえば進研ゼミのCMに使われた前作『GLORIA』は、10代の学生が抱えているであろう悩みや不安、そして前へ進もうとする気持ちをしっかり歌っています。現実的なクライアントの要望に直球で応えつつ、だからといって押しつけがましくならないように、そしてYUIさん本来のスタンスを崩さないようにつくれるのは、ひとつの才能と言えるでしょう。大人になればなるほど、そのジレンマに苦しむことが多いのですから。


常和勝


(OCN TODAY)




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