spliti 〜今日のタメ語 “鈴木京香”

【6月14日（月）　gooランキング急上昇女性有名人　10位】

仕事柄、日焼けできなかったため、沖縄の海にもぐったときに「大人になってからほぼはじめて『海に私入ってる』と思ったらおかしくなっちゃって」爆笑したことがあるそうです。加えて「ちっちゃい魚がいたりして」、笑いが止まらなかったのだとか。これらは6月13日の『おしゃれイズム』で明かされた話です。登場時に階段を降りる姿を見て、終始落ち着いたしっとりしたトークになりそうな予感がしましたが、鈴木京香さんのおもしろい部分が随所に出ていた濃密な時間でした。好感度の下がる余地のない内容となったことから、今回の出演は京香さんにとって大きくプラスに働いたと言えるでしょう。

舞台中のハプニングなど、別のゆかいなエピソードを提供したのは、劇作家の三谷幸喜さんでした。こうして次々に暴露される逸話から京香さんのおもしろさを知れば知るほど、彼女が三谷作品に欠かせない理由がわかったような気がします。演技力のすばらしさもさることながら、京香さんにはコメディの世界で生きる資質があるのでしょう。ドラマや映画においては、どちらかと言えば男性を惑わす雰囲気を持った役を演じている印象が強いのですが、ご本人はかなり個性的な一面を持っているようです。

普段の言動がベールに包まれているように感じるのは、トーク番組を含めバラエティにあまり出ないからでしょう。今回、日本テレビの『おしゃれイズム』に出たのは、同番組のスポンサーの資生堂と同局などが製作にかかわった映画のPRです。事実、「今回は映画『Flowers』と連動した1時間スペシャル」と最初にナレーションがありました。ところが出演理由をたずねられた京香さんは、「私ももうすぐ42になりますので、そろそろ大人だし、いろんなことできるようになろうと思いまして」と身を削る発言をしていました。ちなみに京香さんの42歳の誕生日は5月31日。つまりスタジオ収録は2週間以上前に行われたものと推測できます。

『Flowers』のなかの京香さんは、仕事は幼いころから描いた夢のとおりにはいかず、さらに未婚のまま出産を控える女性を演じています。そして祖母が亡くなり喪服姿でたばこを吸うシーンはさまになっていて、憂いのある表情に思わず見とれてしまいました。ところが『おしゃれイズム』によりますと、京香さんは非喫煙者でたばこを吸いなれておらず、「思いっきり吸うと鼻から煙が出ちゃって」しまったそうです。映画を観たばかりでしたので、仰天発言に耳を疑いました。さすが女優さんとしか言いようがありません。

常和勝

（OCN TODAY）