6月12日は日記の日

2003(平成15)年に発行された『アンネの日記 増補新訂版 文春文庫』(アンネ・フランク著、深町眞理子訳、文藝春秋)の「はじめての日記帳」で最初の日付が「一九四二年六月十二日」となっている。これにちなむとのこと。一九四二年は昭和17年にあたる。一般的に日記を毎日きちんと書き続けることは、実際にやってみるとわかるがかなり難しい。そんな方たちをやる気にさせるかもしれない『1分間の日記で夢は必ずかなう！ 成功と幸せを引き寄せる！「感性」を刺激する習慣』(今村暁著、フォレスト出版)という本が、2009(平成21)年に発行された。冒頭には、テレビの通販番組ならば「※個人の感想です」とテロップが入りそうな成功談がたくさん載っている。しかし成功例は本当にたくさんあるという。著者のポジティブシンキングで満ちあふれている『1分間の日記』は大きく2つにわかれており、前半は「日記の効果」と「書き方」について、後半はそれを補足する内容となっている。ただし著者は読みものにもなりうるような普通の日記を勧めているわけではない。具体的な内容について気になる方は、ぜひ一度手に取ってみては。

（OCN TODAY）

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