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今日のタメ語 “松たか子”

2010年06月08日 13:32  gooランキング

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公開中の映画『告白』。予告編からしてホラーのような雰囲気漂うR−15のミステリー映画です。松たか子さんは、生徒に愛する娘の命を奪われ、少年法に守られている憎き犯人に復しゅうする教師を演じています。『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングでは、TPOを考慮して若干オブラートに包みながら説明していましたが、松さん演じる森口悠子は怒りや憎しみをあらわにせず、真綿で首をしめるように加害者を追いつめていきます。感情を押し殺している分、かえって恐怖を覚えました。ピュアな演技が光った『四月物語』を観ていたときには、これほど幅広い演技のできる女優さんになるとは思いもよりませんでした。


序盤は松さんがホームルームで自身の思いや真実を告白するシーンがしばらく続きます。これについてはスタジオアルタで、「私が苦手な方は、その時点でアウトです」と少々自虐的な発言をしていました。もっともその心配は無用でしょう。学級崩壊した教室のなか、松さんが淡々と話すからこそ、一語一句聴き逃せなくなってスクリーンから目が離せません。バラエティ番組での表情豊かな松さんとはまったく違います。


「お芝居は好きだったけど、女優さんってイメージがちょっと最初わかなくて」。2ヵ月ほど前、『大沢悠里のゆうゆうワイド』に出たときにはこう話していました。昔はそんな考えを持っていたようです。しかし初舞台は歌舞伎でした。名門育ちでなければできない経験でしょう。芸能の世界に足を踏み入れたときの優位性は、間違いなくほかの方々を圧倒しています。ただし、松さんの演技力がいまも高く評価されている点を見過ごしてはいけません。親が芸能人という恵まれた環境に甘んじることなく、精進を怠らなかった結果です。『告白』主演によって、また数々の映画賞を受賞するかもしれません。


6月5日、『告白』初日の舞台あいさつ。誕生日が近い松さんは、サプライズで祝福され花束を受け取りました。テレビでもその模様が放送され、「すいません。松たか子なんてどうでもいいっていう人も、一緒になってお祝いしていただいて、恐縮しております」などとコメントして、最後は声が震え、目に涙を浮かべていました。飾らずに感情を素直に表せる。そういったところも松さんの魅力の1つと言えるでしょう。


常和勝


(OCN TODAY)




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