2010年06月02日 01:22 gooランキング
2002(平成14)年に発行された『織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで 中公新書 1625』(谷口克広著、中央公論新社)の「『織田信長合戦全録』年表」で「天正」「10」年、「一五八二」年の「信長の合戦事蹟」の欄に「6・2 明智光秀軍に本能寺を襲われ自殺」とある。これにちなむとのこと。いわゆる本能寺の変のことである。4月7日放送の『ifの歴史書 もしものヒストリー』では、「もしも信長が本能寺の変を生き延びていたら」どうなったかというVTRが流れた。制作に専門家が携わっているとはいえ、ドラマではなくバラエティ番組だったのもあってか、少々突拍子もないストーリーになっていた。裏切られなければ鎖国はなかったという仮説は信長のやってきたことから納得しうるものだったが、インド洋で日英大海戦が起こって勝つといった仮説などは、さすがにやや行きすぎだったかもしれない。そのあとのスタジオでの片山さつきの発言から察すると、どうやら現代の日本に対するさまざまな不満からつくられたとてつもなく壮大なフィクションのようだ。ちなみに信長は高田延彦が演じ、劇中で「ひきょう者光秀、出てこいや!」と叫ぶ。この視聴者が喜びそうな決めぜりふをいってほしくて、スタッフは高田にオファーしたのではないだろうか。