spliti 〜今日のタメ語 “栗山千明”

【5月27日（木）　gooランキング急上昇女性有名人　1位】

早くも夏ドラマの話題が出てくる時期になりました。そのなかの1つがテレビ朝日系の『熱海の捜査官』。このドラマに関する記事が、5月26日付の『スポーツニッポン』に掲載されました。記事から想像すると『時効警察』に近いものになりそうで、ヒロインの栗山千明さんは「いろいろな面を見せていく役」を演じるとのこと。これはいまの栗山さんが挑戦するのにぴったりなキャラクターではないでしょうか。

栗山さんは今年の2月24日、CHiAKi KURiYAMA名義で歌手デビューしました。大文字のなかに小文字が混ざっていまして、キーボードで入力するのに多少手間取りますが、これには意味があるそうです。リリース日の前日、『SCHOOL OF LOCK！』にゲスト出演したときの説明によりますと、3つのi(アイ)は「素の私と女優としての私と、そして最後にアーティストとしての私の3つの『私』」を意味するのだとか。

デビューシングルには2曲収録されていて、それぞれ違った面を見せてくれています。『流星のナミダ』は力みのないナチュラルな歌声で聴かせるバラード。歌声はどことなく持田香織さんに似ています。一方、カップリングの『結界IN MY BED』は疾走感あふれるナンバー。声優さんのような力強い歌い方をしていて、栗山さんご自身は楽しんで歌えたと『SOL』で話していました。はじめからひとつのイメージに固定しない方針をとっているようですので、今後の活動がとても楽しみです。

歌手活動以外に複数の顔を見せた番組もあります。1月に放送された『小悪魔ドクショ～文学で恋をつかまえる方法～』です。メインは文学作品を通して女性タレントたちと恋について語るバラエティでありながら、合間に本気のシリアスな芝居をする異色の特番でした。栗山さんの役割はオンとオフの切り替えが難しそうで、ドラマ部分は強い女性を演じ、トーク部分になるとハリセンボンの近藤春菜さんたちのおもしろ発言にこらえきれず、たびたび相好を崩していました。

ここ5ヵ月の間にさまざまな表情を観られましたので、『熱海の捜査官』でも表情豊かな演技が期待されます。番宣の方は、主演のオダギリジョーさんが担当することになるでしょう。それでもいくつかのバラエティ番組には、ふたりそろって出演するかもしれません。実現しそうな番組は『「ぷっ」すま』。できれば「絵心クイズ」で好きなアニメのキャラクターを描く栗山さんを観たいものです。

常和勝