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上司が漢字を読み違い…指摘すべき?

2010年05月20日 11:22  gooランキング

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「ヒトダンラクついたら、チェックお願いね。あ、それからシンポ状況の報告はズイイチよろしく」えっ、「ヒトダンラク」に「シンポ」に「ズイイチ」って、正しくは「一段落(イチダンラク)」「進捗(シンチョク)」「逐一(チクイチ)」じゃないのかなあ… 上司や先輩が漢字を読み間違えていることに気付いたとき、面と向かって「違いますよ」とはなかなか言いづらいもの。そうした場合、どのように対処するのが良いのでしょうか? Q&Aサイトを元に、目上の人に間違いをうまく伝える方法について探ってみました。

●「カクトウ」「シュツノウ」…間違ってますよとは言えません

教えて!goo「上司が漢字を間違って覚えているみたいです」は、「該当」を「かくとう」、「出納」を「しゅつのう」と読むなど、会社の目上の人が漢字を読み間違えていることに気付き、それを指摘すべきかと悩む質問者からの投稿。「部下(後輩)から指摘されると嫌な気分になるかな? と思いますが、外出先などで間違ったらそのほうが本人は恥ずかしいはずだ… など、色々考えてしまい未だに指摘していません」という質問者。

これに対し、回答者からはさまざまなアドバイスが寄せられました。ある回答者は「書面での書き違えは赤ペン先生(赤ペンで正解を書く)をしています」とのことで、「嫌な気分にさせているかも知れませんが、外で間違うハズカシさよりはいいのでは」とコメントしています。たとえ目上の人であっても、こちらの回答者のようにきちんと間違いを伝えることが、ときには必要なのかもしれません。しかしその勇気が出せず、気付かないフリをしてしまうというのが実際のところではないでしょうか。

一方、他の回答者からは「この件で、該当(がいとう)する部分なんですが~」「出納(すいとう)伝票にチェックお願いしまーす」と、上司の間違いに気付かないフリで何度も口にすればそのうち本人も気付く、との回答が寄せられていました。この方法ならば気まずい空気にならず、間違いに気付いてもらうことができそうです。

●自分の方が知らなかったフリをする作戦

また「良回答」として質問者から20ptが付けられた回答には、お手本にしたくなるようなこんな方法が寄せられていました。それは「『カクトウするお客様を……』などの指示を受けた際に『すみません、カクトウとは?』と教えを乞うふりをして尋ね、『こういう漢字だよ』と【該当】を示されたら『あ?それってそういう読み方もあるんですか?……該当だと思ってました』と答える」というもの。自分が知らなかったフリをすることで、相手を立てることができ、また嫌味にもならずに間違いを伝えられそうです。

●「ふいんき」を指摘したら雰囲気が最悪に…

発言小町のトピック「自治会の人間関係について『ふいんき』間違いを指摘したら…」は、自治会の会合で進行役を買って出た人の書き間違いを指摘したところ、相手のプライドを傷つけてしまい、その人からさまざまな嫌がらせを受けるようになったという相談者からの投稿。このトピックのケースのように、相手によっては機嫌を損ねてしまったり、場の空気が一変したりということもありますから、伝えるタイミングや言い方には気をつけたいところです。

とはいえ、間違いを指摘されたことをいつまでも根に持つ相手の態度も、やはりちょっと考えもの。自分が指摘される側の立場に立った場合には、素直に間違いを認め相手に感謝できるような、心の余裕を持った上司や先輩でありたいものですね。(熊)

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