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今日のタメ語 “『素直になれなくて』”

2010年05月17日 13:22  gooランキング

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【5月16日(日) gooランキング 急上昇エンタメ 7位】


売れっ子脚本家である北川悦吏子先生が、いま、ちまたではやっている『twitter』を題材にしたドラマを作ったということで話題になっている(のか?)ドラマですが、これがなんとまあ、なドラマでして。


第一印象。『twitter』、いらなくね?


むしろない方がいいというか。確かに『twitter』は出てくるのですが、扱われ方にリアリティがないというかトンチンカンというか、一斉メール送信と勘違いしているような描写が多く見られるので、出てくるたびに違和感があります。どうやら多くの方もそう思ったみたいで、ネット上では批判的な意見が多いようです。


まあ、それで終わればよかったんですが、よせばいいのに、北川先生、この批判にカチンときたらしく、わざわざ『twitter』を使って噛み付いちゃったみたいで。いまは記事が消されて見れなくなってますが、要約すると「twitterを知ってることってそんなに偉いの? システムを使いこなすことがエライ、と思うってのバカみたい」みたいなことを書いて、最後は皮肉のようなものまで書いてしめていました(全く見当違いだったので皮肉になっていないというオチがついていましたが)。


知っているからエライエラクナイ、使っているからエライエラクナイの話をしているんじゃなくて、みんな、リアリティの話をしているんですけどね。まあ、先生の言いたいこともわかります。先生のなかでは『twitter』は話を回す道具の1つにしかすぎない、ヒッチコックで言えば「マクガフィン」のつもりなんでしょう。その考え方に異議はありませんけど、一方でリアリティを保つための最低限のことは押さえておく必要はあるわけで。


だって、例えば野球の話だって言っているのに、サッカーと勘違いされて書かれていたら違和感ありまくりじゃないですか。それはエライエラクナイの問題じゃないと思いますけどね。実際、このドラマは野球とサッカーほどひどいことにはなっていませんが、サッカーとフットサルくらいの食い違いはあります。


北川先生の『twitter』ではその後も残念な発言が続いているようで、もうドラマより完全におもしろいことになっています。『素直になれなくて』。いまから思うと、最高のタイトルですね、これ。『ロングバケーション』とか『ビューティフルライフ』とか素晴らしいドラマが書ける筆力があるのですから、もったいないなと思います。


エノモト2002




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