野菜を美味しく冷凍保存するコツは

余ったカレーを冷凍保存したものの、解凍したらジャガイモなど具材の食感が損なわれており、作った当初よりも美味しくなかった…　という経験はありませんか。作りすぎてしまった野菜のおかずや、余った野菜を冷凍する際、気をつけるべきポイントとは？　美味しさを保つ野菜の冷凍保存のテクニックについて、探ってみました。

●野菜を保存する際に気をつけるべきポイントは

スーパーなどで普段より安く売られていると、まとめ買いすることも多い生野菜。新鮮さを保ったまま冷凍保存する方法はあるのでしょうか。化学品メーカーのライオンが運営する暮らしの情報サイト「lifeOn」に、食材の冷凍方法に関するアドバイスが掲載されていました。レタスやキャベツ、キュウリなどそのまま冷凍するには不向きな野菜もあるようですが、下処理を行うことで冷凍保存が可能になるのだそう。キャベツや白菜は、細切りにしてゆでるか塩もみをして水気を切った後、ラップで包み金属トレイに並べて冷凍庫に凍らせ、ジッパー付きの保存バッグに移すと良いのだとか。また、ジャガイモはゆでたものをマッシュポテトにすれば冷凍保存可能とのこと。なお、冷凍した野菜を使用する際には、凍ったまま加熱調理する、自然解凍するなどのコツがあり、保存期間は2週間程度とあります。野菜を多く買い込んだ際には、参考にしてみてはいかがでしょうか。

●冷凍すると調理がラクに？

食材によっては、冷凍保存することでより調理に適した状態になる例もあるようです。NHKの生活情報番組『ためしてガッテン』で2008年10月に放送された「新ワザ発表！冷凍で肉も野菜も美味に変える！」では、冷凍可能な食材をランキング形式で紹介しており、１位に《トマト》、２位に《タマネギ》がランク・インしています。トマトは、冷凍トマトをすり下ろしてトマトソースにすると湯むきや種取りも入らず便利なのだとか。また、タマネギは生の状態よりも火の通りが良くなり、簡単に炒めタマネギができるのだそう。献立次第では、あえて冷凍保存するというのもテといえそうです。

不安定な天候の影響を受けてキャベツなどの価格が高騰している今シーズン。野菜を無駄なくいただくために、これらの冷凍保存のテクニックを役立ててみてはいかがでしょうか。（熊）

ごはんだけじゃない、炊飯器の活用法


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