spliti 〜今日のタメ語 “ブラウン首相”

【2010年5月5日（水）　gooランキング急上昇男性有名人3位】

簡単な漢字を読めなかったり、カップラーメンの値段も知らなかったりした前首相にはあきれ返ってしまいましたが、我が国だけではないんですね。日本とイギリスは同じ島国で、いろいろな共通点があると思うのですが、国のトップのダメっぷりまで同じだとは…。

イギリスのブラウン首相、痛恨の失言をしてしまいましたね。遊説終了後、テレビ番組のピンマイクを切り忘れていて、思わずこぼした悪口を拾われてしまうなんていう凡ミスを。失言は慎重な表現だけに、「偏屈な女」とか「頑固者」とか、様々な訳し方をされていましたが、グラスウィージャン（グラスゴー人）の口の悪さを考えれば、「頑固ババア」がしっくりくると思います。

大衆紙『サン』の公式ホームページでは「ブラウンは史上最悪の総理大臣？」というフォーラムが設けられ、イギリス人たちが侃々諤々と議論を交わしています。ブラウン首相の評価はイギリス人に任せるとして、ここではワイドショー的な視点で凡ミス連発っぷりを紹介しましょう。

09年、アフガニスタンなどで命を落としたイギリス軍兵士の遺族に手紙を書いたまでは素晴らしい行動でしたが、名字のつづりを間違えて母親を怒らせてしまいました。これって我が国の前首相の「漢字問題」と似ていますね。

今年2月には、5月の総選挙へ向けて減量でイメージアップを計るため、妻のアドバイスでダイエットを開始。1日3個の「キットカット」を食べていた習慣を改め、9本のバナナを食べることにしたようです。タブロイド紙には格好のネタで、おもしろおかしく書かれた記事が『サン』の電子版に掲載されていました。興味がある方は「ゴードン・ブラウン」「バナナ」「ダイエット」と英語で検索してみてください。笑えます。

ほかにもパワハラ問題、経費請求問題と失態は枚挙に暇がないのですが、泣きっ面に蜂とはよく言ったもので、ファッション雑誌『GQ』には2010年のワーストドレッサーに選ばれてしまいました。ブラウン首相、何をやってもうまくいきません…。

そんなこんなで今回の失言問題。総選挙を目前に控え、労働党のイメージダウンは必至です。日本の前首相や前第一党同様、政権を明け渡すことにならなければいいのですが…。

ナカジマダイスケ