仕事終わりの一杯　こんなお店でいかが

仕事終わりの一杯。乾いたのどを潤すと同時に、仕事で張り詰めていた緊張が一気に解きほぐれる瞬間は言葉では表せられないものがあります。気の合う仲間と、また時には一人で、といったように、どこで誰とどんな店で飲むかという選択次第では、ずいぶんと違った時間を過ごすことになります。そこで今回はお酒を飲む場所にスポットを当て、ちょっと変わったお店を調べてみました。

●手書きのノートがつなぐ同窓生の輪

青春真っ只中の高校生時代は勉強や部活に打ち込んだり、進路や恋に悩んだりと様々な経験をした時期ではないでしょうか。そんな甘酸っぱい思い出が詰まった高校の思い出を新橋のとある居酒屋でじっくり当時の思い出に浸れるかもしれません。

有薫酒蔵（ゆうくんさかぐら）新橋店には、高校名が書かれたノートがびっしり。ノートには店を訪れた卒業生たちが手書きのコメントで埋め尽くされているようです。1987年から始まったという「高校よせがきノート」は故郷を離れ、都心で働く人も多い土地柄も手伝ってか、2010年３月現在で1200冊を越えるほど。同じ高校を卒業した同窓生の活躍ぶりや懐かしいエピソードを目にすると、すっかり忘れていた当時の甘酸っぱい思い出が鮮明に蘇りそうですね。近頃ではフジテレビ系情報エンタメLIVE「ジャーナる！」でも取り上げられ、このノートをきっかけに年代を越えて知り合った同窓生が盛大に同窓会をする様子などが放送されていました。インターネット上で匿名のやりとりが交わされる一方で、味のある手書きのノートをきっかけに、年齢・性別を問わず同じ高校を卒業した者同士が数十年の時を経てつながる、アナログ版SNSといった役目を果たしているようです。女将が書いた「奇跡の居酒屋ノート」（洋泉社）も発売されていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

●まだまだあるこんな居酒屋

福山雅治が主演を務めるNHK大河ドラマ「龍馬伝」が話題ですが、いまでは歴女と呼ばれる歴史好きの女性たちも立ち寄るという戦国居酒屋に鉄道ファンが集う鉄道居酒屋。またTwitterのつぶやきを通して、近くに住むフォロワーが飲み屋に集うなんて気軽な飲み会も開催されているようです。

お酒を飲める人はもちろん、そうでない人も楽しめる店や飲み会のスタイルが増えることで、人脈の幅もずいぶんと広がりそうですね。さあ仕事終わりの一杯、今日はどんなお店に行きましょうか。（幸）

泣きたい日も…男性だっていろいろあるんです


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