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今日のタメ語 “椿鬼奴”

2010年03月25日 13:22  gooランキング

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一般的に個性的なキャラが受けてブレイクした芸人は、次の一手が難しい。演じたキャラが濃ければ濃いほど、人気が一服したあとで急激に失速しやすい。それでも辞めどきが難しいから困る。通常はキャサリン・ゼタ・ジョーンズに扮してテレビに出ている椿鬼奴にも、当然その危険性がある。ただこれまで見聞きした言動からして、今年38歳になる鬼奴は大暴落せず、芸能界の荒波のなかを生き抜いていけそうだ。とにかく幸薄そうな鬼奴自身がおもしろすぎる。


20年ほど前に父親が株で失敗するまでは、お嬢様だったらしい鬼奴。そこから生活環境が一変したショックが大きすぎたのか、頭のなかにある単語が昭和末期あたりで止まっているみたいだ。『アメトーーク!』の「椿鬼奴クラブ」の回は、いつもと違って「80’sを意識したメイクで」スタジオ入り。さらに「すんでのところで」や「渋ちん」といった日常会話にあまり出なそうなワードを連発した。明かされた私生活は酒、たばこ、ロック、パチンコ…と、なんだか中年男性のようだ。


『アメトーーク!』で発揮した実力は、すでに『JUNK 雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!』で証明済みだった。聴取率調査の結果、『ブリン』に女性リスナーがほとんどいないとわかり、女性にも聞いてもらおうとゲストに呼ばれたのが鬼奴。ところがその日も鬼奴はキャラを守ってパチンコの話をしたり、ボン・ジョヴィの歌を熱唱したりと表向きの趣旨からどんどん外れていった。


酒やけによるハスキーボイスの持ち主は、ブログも変わっている。『椿鬼奴の鬼奴に乾杯!』へはタイムリーなネタを投稿しない。数週間経ってから約1週間のできごとをひとつの記事にまとめて公開する。仕事の内容や感想などの具体的な記述は少なく、パチンコの話だけは事細かくつづる。6日付の記事には「連チャンすると踏んでいたので次の仕事は遅れてしまうかもしれないと心配していたが」と書いた。大人としては少々疑問だが、芸人としてはおもしろい。(人見顕範)




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