3月5日はサンゴの日

国際サンゴ礁年のHPにある2008(平成20)年2月22日の「「Save The Coral 2008」記者会見用プレス・シート」に「3月5日((中略)サンゴの日)」とある。語呂合わせでできた日のようだ。透き通った美しい海に生息するサンゴ。しかしサンゴというと、どうしてもあるマスコミがしでかした行為を思い出さずにはいられない。1989(平成元)年4月20日付の『朝日新聞』夕刊の「写’89 地球は何色？」で「サンゴ汚したK・Yってだれだ」という記事があった。一面に大きな写真つきで掲載されたため、たくさんの読者に与えたインパクトはさぞかし大きかっただろう。サンゴにキズをつけるとは信じられない、と当時は記事を書いた人と同じように腹を立てた覚えがある。ところがしばらくしてこれが自作自演だったことがわかった。あきれてものがいえないとはこのことだ。とりわけ自然のものなのだから、謝罪しただけで許されることではないだろう。奇しくも問題になったこのアルファベット2文字は、のちに「空気読めない」という意味を持つ流行語になったことは多くの人が知るところだ。

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