spliti 〜今日のタメ語 “春一番”

【2010年2月28日（日）　gooランキング急上昇総合　30位】

吹きましたね、春一番。北陸では22日、関東や中四国でも25日に吹きました。辞書的には「立春を過ぎて最初に吹く、昇温を伴った強い南風」という意味だそうです（goo辞書　提供元：「大辞林第二版」より）。毎年強風の中に暖かさを感じ、少し気分が高まります。春の気配というものには、どういうわけか人をうきうきさせる効能があるようで。

今シーズンは、どちらかというと寒い冬でした。地球温暖化の影響かこのところは暖冬続きでしたが、2月の東京では9日も降雪が観測されています。寒かった。そのぶん、春一番のニュースもいつもより心なしか嬉しかった気がします。

ところで、毎年ニュースで春一番が報じられると「そういえば（最近芸人のほうの）春一番、（テレビで）見（かけ）ないね」とヨメと話すことがつづいています。ここ数年申し合わせたように。あまりにも毎年そういう会話が続くものだから、一瞬ちょっと消息を調べてみようかな、と思いました。

あ、でも結論から言うと調べなかったんですけどね。（風のほうの）春一番の時期に、（芸人のほうの）春一番のことを一瞬だけ思い出してヨメとひと言「見ないね」と確認し合うことを、我が家におけるちょっとした季節の風物詩にしようと思います。まあ、年に2度も3度も春さんのことを考える由もないでしょうし、そのくらいがちょうどいいかなと思って。（中山ナオト）