2月19日はプロレスの日

2008(平成20)年に発行された『ミネルヴァ日本評伝選 力道山―人生は体当たり、ぶつかるだけだ―』(岡村正史著、ミネルヴァ書房)の「力道山年譜」で「昭和」「二九」年、「一九五四」年の「関係事項」に「2・19東京・蔵前国技館で(中略)力道山、木村政彦がシャープ兄弟と対戦」とある。同書にはさまざまな指摘があるが、近頃のプロレス中継をテレビで見ていると、プロレスはなかなかおもしろいスポーツだと感じる。たとえば、技をかける直前や直後に妙な間が生まれることがあり、それがときどき不思議な光景に見える。なかには技をかける前に、なにかことばを発する選手もいるようだ。またどうやらベルトはたくさんあるらしく、門外漢からするとその重みがどれほどのものかを理解するために時間がかかるかもしれない。そして試合以外で大いに盛り上がるものといえば、レスラーたちのマイクパフォーマンスだ。リングに上がるためにみずからの肉体を徹底的に鍛え、なおかつ話術まで鍛える。そう考えてみるとプロレスラーというのは、かなり大変な職業だといえるだろう。

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