spliti 〜今日のタメ語 “石田ゆり子”

【2月11日（木）　gooランキング急上昇女性有名人　8位】

最初に出てきたときは石田ひかりのバーターというか、完全に妹の影に隠れていたような印象です。妹・ひかりはNHKの朝の連ドラ『ひらり』で一躍脚光を浴び、フジテレビ系列のドラマ『あすなろ白書』などで一気に女優としての階段を駆け上がったのに対し、姉のゆり子はそれなりにって感じでしたが、数年経ったら立場が逆転していて、姉の方が女優としてしっかりとしたポジションに収まっていました。

あの正統派美人のルックスと透明感のある声の影響が大きいのだと思いますが、清楚で可憐なイメージが強く、ドラマでも最初の頃はそういう役柄ばかりやっていたような気がします。男から見てもちょっとウソくさい役をやっていて、役柄に引っ張られて「女性に嫌われる女性」みたいなポジションにいるのかなと思いながら見ていました。それが気がついたら、怪しげな役もピタリとこなすようになっていたから、女優というのはすごいですね。

でも、彼女の最大の魅力はやっぱりあの透き通るようなきれいな声でしょう。『もののけ姫』でヒロインのサンの声を担当していましたが、宮崎駿監督が彼女に頼んだのもうなずけます。まあ、ちょっと棒読みな感じだったのはご愛嬌。清らかで凛とした少女のイメージにピッタリでした。

ただ、個人的には『オールモルト』のCMが大ヒットでした。あの声で名セリフの「女房酔わせてどうするつもり？」を色っぽく言っているのですが、もう、頭クラクラもので。軽くご飯3杯はいけます。（エノモト2002）